高麗橋吉兆　なんばダイニングメゾン店 　 様

　大阪市中央区、髙島屋の9階にある高麗橋𠮷兆なんばダイニングメゾン店。吉兆は大阪の浪速・今宮神社、十日戎の「吉兆笹」が由来となっている。1931年大阪市西区新町に「御鯛茶處𠮷兆」を開店したのが𠮷兆の原点。1949年高麗橋𠮷兆本店の営業を開始し、2010年3月高麗橋𠮷兆なんばダイニングメゾン店がオープンした。創業者・湯木貞一の「日本料理の真髄はお茶にあり」という言葉を信条に、心を尽くした『本格懐石』を提供し続けている。

「スチコンは温かい料理（お吸い物、焚き合わせ、ご飯）の提供時や、お吸い物用（真又）、八寸の寄せ物などの仕込みで使用します。一度にたくさんの仕込みができ、とても便利です」とお話いただいたのは岡部泰様。1980年3月高麗橋吉兆本店に入社後、1996年帝国ホテル大阪店、2002年ホテル阪急インターナショナル店を歴任した経歴をもつ一流料理人である。

高麗橋𠮷兆の懐石料理は、「近江牛の炭火焼き」を取り入れた“懐石　澪標”、「旬の魚」を取り入れた“懐石　井筒”の2種類。彩り豊かな八寸、炊き込みご飯など、季節感あふれる献立は毎月替わる。「季節感にあふれてこそ、懐石」と考える吉兆の料理は、食材のみならず、器自体でも四季を表現。献立とともに月替わり、様々な彩りを楽しめる。また、季節・旬を取り入れた“松花堂弁当”、“点心”もこだわりの料理だ。

　高麗橋𠮷兆では、歴史ある和食を通じ、四季折々のお料理と心づくしのおもてなしで、今後もたくさんのお客様に一期一会の喜びを届け続けていくだろう。